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今日は「お墓のお引っ越し」についてです。
「お墓の管理が大変」や「お墓が遠方でなかなかお墓参りができない」などの理由でお墓のお引っ越し（お墓じまいなんて言ったりしますよね。）を考えられる方がいらっしゃるそうです。
そこでどうやってお引っ越しをするのか大まかに書いてみたいと思います。

お墓はご自身だけのものではありません。ご家族やご親戚の方々にとっても大切なお墓です。
墓じまいをしたいと思ったときは、まずは親族のみなさんとしっかり話し合って全員が納得したうえで進めるようにしましょう。
あなた以外の方がお墓参りに行ったら「うちのお墓がなくなってる！？」なってことになったら大変ですよね。

親族のみなさんと話し合って墓じまいをすることを決めたらお墓のある墓地の管理者の方に墓じまいを考えていることやその理由などを相談しながら意思を伝えましょう。
唐突に「墓じまいします。」と言ってしまうとトラブルになってしまうかもしれませんので管理者の方ときちんと話し合いましょう。

まずはお墓の引っ越し先を決めないといけません。
引っ越し先の墓地等の管理者の方とよく話し合って引っ越し先が決まったら新しい墓地等から「受け入れ証明書」を発行してもらいましょう。

次に今お世話になっている墓地等から「埋葬・埋蔵証明書」を発行してもらいましょう。

これらの書類が用意できたら次は今のお墓がある市町村に「改葬許可申請」を行います。
申請書に先ほどの2つの書類を付けて窓口に申請します。
手続が完了すると「改葬許可証」という書類をもらえます。

石材店などにお願いしてお墓のお引っ越しが始まります。
お墓からお骨を取り出すときは閉眼法要（宗派によって呼び方が異なるようです。）を行います。
法要が終わったらお骨を取り出し、お墓を撤去し更地に戻します。

引っ越し先の新しい墓地等に「改葬許可証」を提出し納骨します。
こうしてお墓のお引っ越しが完了します。

大まかな手続きの流れを書いてみましたがいかがだったでしょうか？
今お世話になっている墓地とこれからお世話になる墓地の両方との話し合い、親族のみなさんとの話し合いがとても大事です。
ここで拗れてしまうとトラブルの元になってしまいます。

市町村の手続はお手伝いできますが、親族のみなさんや関係者のみなさんとの話し合いはご自身でしっかり行わないといけません。
お墓はご先祖様のお住まいです。
滞りなくお引っ越しができるよう準備していきましょう。