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相続手続って何から始めるの?

相続

こんにちは、ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今日は「相続手続は何から始めていけばいいのか?」についてです。

どんな手続があるんだろう?

大切な方が亡くなるとお葬式の手配などやることがたくさんありますよね。
お葬式のあと少し落ち着くと次は役所などの手続を始めないといけません。
このブログでは簡単にどのようなものがあるのか書いてみたいと思います。

まずは身近なものを。

まずは身近なものを確認してみましょう。
ひとつめは役所関係の手続です。
亡くなられた方が加入していた国民健康保険などの保険証、介護保険証、印鑑登録カード、障がい者手帳などの返却をします。
また、お葬式にかかった費用について葬祭費や埋葬費を受け取ることができることがありますので市区町村や健康保険組合などに問い合わせてみましょう。

ふたつめは年金です。
年金を受給されていた方はその停止の手続、まだ受け取っていない年金や遺族年金があるかもしれませんのでお近くの年金事務所で聞いてみましょう。

三つめは公共料金です。
電気、ガス、水道、固定電話、インターネット回線、携帯電話など亡くなられた方が契約されていたものについて名義変更や解約の手続が必要なので契約会社に聞いてみましょう。

四つめは保険です。
生命保険や医療保険、火災保険などは請求や名義変更などの手続がありますので契約された会社に聞いてみましょう。

また、亡くなられた方が確定申告をされていた場合は準確定申告という手続が必要です。
こちらは税理士さんや税務署に聞いてみましょう。

身近なものでほとんどの方に当てはまりそうなものを書いてみました。
期限がある手続もありますのでなるべく早めに確認するようにしましょう。

預貯金などの財産も。

先ほどは役所関係について書いてみました。
今度は預貯金などの財産についても見ておきましょう。

ひとつめは銀行などの預貯金です。
ご自宅にある通帳や郵便物などからどこの銀行の何支店なのかを確認しましょう。

二つめは株式や投資信託などの有価証券です。
株を持っておられた方や投資信託をされていた方はどの銘柄をどれくらい保有していたのかなどを証券会社に確認しましょう。

三つめは不動産です。
毎年送られてくる固定資産税の納税通知書から亡くなられた方が持っていた不動産を確認できますが、固定資産税が課税されていない道路や水路などはこの通知書には載っていません。
名寄帳という書類を役所で取得すれば課税されていないものも載っていますので取得して確認しましょう。

財産関係は亡くなられた方しかわからないものがあるかもしれません。
日頃から送られてくる郵便物などから銀行口座が見つかることもありますので郵便物はマメに確認しましょう。

遺産分割もしないと。

役所の手続を進めつつ遺された財産を調べてひととおり確認できたら次はその財産をどうするかを考えないといけません。
遺言書があったとしてそのとおりにするのか或いは違った分け方をするのか?などを相続された方みなさんで話し合わないといけません。
ここで話し合って決めた内容に基づいて「遺産分割協議書」という書類を作成します。
この書類を使ってこの後銀行などの手続を進めていくことになります。

まとめ

以上のように相続が始まると役所関係の手続や遺された財産の調査、その財産をどうするかなどやらなければいけないことが次々と出てきます。

期限がある手続もありますのでひとつひとつ確認して進めていかないと締切間近になって慌ててしまうことになってしまいます。

どのような手続きがあるのかはインターネット等で調べることができますので一度調べてみてくださいね。
お元気なうちに公共料金の契約はどうなっているか?や銀行はどこの銀行の何支店に口座があるか?などをしっかりまとめてご家族の方にお伝えしておくのも大事なことですね。

▲一言で相続手続と言ってもいろいろ。迷子にならないように調べておきましょう。
2024/9/17
土地家屋調査士・行政書士 松景事務所
富山県富山市向新庄町4-12-2