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「大丈夫、うちの子どもたちはわかってるから。」それホント?

終活 相続

こんにちは、ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

今回は相続と終活のお話です。

突然ですが、ご自身のご実家のことどれくらい知っていますか?

誰の名義になっていますか?
増築はいつ頃しましたか?それは登記してありますか?
複数建物があったとして、固定資産税の課税通知や登記簿に書かれている建物が一体どれのことを言っているのかわかりますか?
お隣さんとの境に建っている塀はどちらのものですか?
お隣さんとの土地の境界はどこですか?

ちょっと難しい話ですが、これらのことをビシッと言いきれる方は少ないのではないでしょうか?
「こういうことを聞いたことがあるけど詳しくはわからない。」
「そういえばそんなこと言ってたような・・・?」
「こういう経緯だったと思うよ?たぶん・・・」
といった答えが多いのではないでしょうか。

ところが、これがご自身のことになると・・・
なぜか「子どもたちはわかってるから大丈夫。」
と仰る方が結構いらっしゃいます。

子どもさんと普段からお話されてるのかな?と思ってお聞きしてみたら、お話してはいないけど子どもたちがいる頃の出来事だから知ってるはずだ。ということらしいです。

残念ながらおそらく隅から隅までしっかり把握している方は少ないと思います。
私の印象だと一代替わるだけでずいぶんわからなくなります。
二代替わるとほとんどわからなくなります。


そうなると、いざ相続が発生した後の手続が大変になってしまいます。
限られた資料と「そんなこと聞いたことがあるような?」や「たぶんそうじゃない?」という情報で手続きを進めていくしかないので時間も費用もかかってしまいます。
あまりにも情報が少なすぎて暗礁に乗り上げてしまうことも考えられます。

すべてを細かく伝えきるのは難しいと思います。
せめて「いつ頃にこんなことがあった。」といったことを伝えたり、
当時の資料が残っているのならすぐ取り出せるようにまとめておいてあげてください。

それだけでずいぶん手続が進めやすくなります。

お時間があるときで構いません。
ぜひ次の代の方へたすきをつなぐ準備をしてあげてくださいね。

▲ご自身のこと、ぜひ次の代の方へ伝えてあげてくださいね。
2024/6/1
土地家屋調査士・行政書士 松景事務所
富山県富山市向新庄町4-12-2