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こんにちは、ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
今日は「不動産を共有するのはよくない?」についてです。
「不動産を共有する」というのは一つの不動産を複数の人が所有している状態のことをいいます。
たとえばご夫婦でそれぞれ2分の1ずつ所有する、兄弟3人でそれぞれ3分の1ずつ所有する。といった状態です。
この場合、自分の持分に応じてその不動産を使用する権利を持っています。
資金を出し合って不動産を購入したときや相続が発生して相続人の何人かで所有することにしたときなどに「不動産を共有する」状態が発生します。
この共有している状態、あまりおすすめしていません。
普段そこに住んでいて生活しているときはあまり問題は起こらないかもしれませんが、相続が発生して相続人の何人かで所有することになったときに問題が起こることがあります。
共有している不動産を処分するときは共有している人全員の同意が必要なのですが、相続人の間で意見が合わなかったら処分が難しくなってしまいます。
ご自身は「もう住む予定はないし固定資産税もかかるし手放そう」と思っていたとしても、他の方が「ずっと住んでいた思い出のある実家だから売ってしまうなんてとんでもない!」と思っていたら手放すことはできません。
他にも、手放すことについては合意しているものの売るときの値段で揉めることもあります。
ご自身は「買ってもらえるなら安く売ってもいい」と思っていても、他の方は「〇〇〇万円じゃないと売らない!」と思っているとなかなか買ってくれる方が現れないかもしれません。
売らずに所有し続けたとして、共有している人に相続が発生してまた相続人の何人かで所有するとなったら所有する人がどんどん増えていってしまいます。
何代も相続が発生してしまうと40人で不動産を所有している状態になってしまうこともあります。
全員と連絡がとれればいいですがそれだけの人数になると連絡がとれない方が出てきます。そうなってしまうと何をするにも手間も時間も費用もかかってしまいます。
このように不動産を共有するといろいろと問題が起きてしまいますので早めに解消してしまったほうがいいでしょう。
ご自分の持分をほかの方に売ったり放棄したり、あるいはほかの方の持分を譲ってもらう方法などがあります。
不動産を共有している状態はどこでもあることなのでもしお困りでしたらご相談くださいね。