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こんにちは、ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
土地の合筆登記ってご存じですか?
複数ある土地をひとつの土地にまとめる登記のことなのですが、小さな土地を何個か使って住宅を建てている方からご相談頂くことがあります。
次の絵を見てみてください。
甲さんは1~4番までの小さな土地を使って住宅を建てています。
この場合、1~4番の土地それぞれに登記記録が作られていますので相続が発生したときやお引越しするために売買するときは4つの土地それぞれについて登記手続をしないといけません。となると費用も多くかかってしまうので管理が大変です。
そこで合筆登記を行って、4つの小さな土地をひとつにまとめてしまえばこれからの管理がしやすくなります。
合筆登記はなんでもOKなわけではなく、ひとつにしようとしている土地の所有者が同じ、字(あざ)が同じ、地目が同じなど要件があるのですが、その中でも意外と多いのが所有者の方の登記されている住所が以前の住所のままになっているケースです。
他の場所からお引越ししてきて、その後敷地を広げるために買い足した。というケースが多い印象を受けます。
上の絵だと、甲さんはまず1~3番の土地を買って家を建てました。その時甲さんはまだA市に住んでいたので今住んでいるA市の住所で登記されました。
甲さんは家族が増えたのでその数年後、土地を広げたくて4番の土地を買い足しました。このときはもうB市に住所があるのでB市の住所で登記されました。
となると1~3番は以前住んでいたA市の住所で登記されているのに4番は今住んでいるB市の住所で登記されています。
そうなると所有者が違うんじゃないか?ということで合筆することができません。
もしこの土地を合筆したいときは1~3番の住所をA市からB市の住所に変更してからでないと登記することができません。
この住所を変更する登記は司法書士さんにお願いすれば申請してもらえます。
意外と登記された住所が以前のままになっていることが多いので、法務局で土地の全部事項証明書を取得して確認してみてくださいね。